内田博幸騎手は干された?現在不調の原因と、今後成績はよくなるのか予想してみた

「ウチパク」の愛称で知られる内田博幸騎手。

競馬界一の“剛腕ジョッキー”といわれるが、不調続きで
干されたのではないかと競馬ファンの間で話題に。

また剛腕を振るう日は来るのでしょうか?

それとも、このまま引退に追い込まれてしまうのか、ファンにとっても
気になるところですね。

内田博幸騎手が不調!?


出典:gooブログ

内田博幸騎手は1970年7月26日生まれで、今年54歳になります。

あの武豊騎手と同世代で、大井競馬場で活躍していました。

しばらく地方競馬で出走した後、中央競馬にも進出して
2009年と2010年にはリーディングジョッキーも獲得。
当時は武豊以外にも、蛯名正義騎手など有名騎手もいる中で
年間最多勝を達成しているのですから、なかなかすごい人です。

しかし、全盛期はその2年で2024年も現役なものの、リーディングジョッキーの座は
他の騎手に明け渡しています。

ぶっちゃけ、全盛期は過ぎてしまったというのが内田博幸さんに対する
競馬ファンの評価ではないでしょうか。

若い頃は重賞をバカスカ勝ちまくっていたし、三冠牝馬も制覇するなど、
次々と記録を打ち立てていた内田博幸騎手。

しかし、2021年・2022年はなんと重賞未勝利です。

大井にいた頃から重賞を勝ち、NHKマイルカップを制覇。

主な騎乗馬はゴールドシップやヴィルシーナで、大きな怪我を克服後
G1勝利を経験していました。

しかし、ゴールドシップに騎乗できなくなってからはG1勝利はご無沙汰となり、
2014年ヴィルシーナでヴィクトリアマイルを勝ち取るも、2018年に
フェブラリーステークス勝利するまで3年以上G1も空白期間が出来ていました。

一部の競馬通からは、「ゴールドシップに騎乗したせいで運を使い果たした」
という声も聞こえますが、それは違うのではないかと。

武豊騎手も、オグリキャップやディープインパクトなど名馬に騎乗しており、
その後も活躍しています。

また、池添騎手もオルフェーヴルに騎乗後、重賞勝利しているため
一頭の馬に乗ったせいで騎手が駄目になるとは考えにくいですね。
ただし、落馬事故に遭遇していなければの話しですが・・・。

とはいえ、54歳といえば他のスポーツではとっくに引退していても
おかしくない年齢です。
競馬に限らず、競艇や競輪でも50代で活躍している人はいるものの、
若い頃に比べて判断力や反射神経が鈍ってくるのは仕方ないことです。

内田博幸は干された?


出典:TCK

競馬界でも他のスポーツ競技と同様、人間関係は重要です。

内田博幸騎手が干されたと言われている事件があり、それは
2013年に起きたジャパンカップ直後に起きました。
いわゆる“ウチパクゴールドシップ降板事件”と呼ばれるもので、
内田博幸さんと調教師が不仲になった事件です。

この年、内田騎手は体調不良が続き、レースで15着に終わったことで、
須貝調教師が「何なんだ、あの乗り方は!もっと考えて乗れ!!」と激昂。
有馬記念では内田博幸さんの代わりにライアン・ムーア騎手に乗り代わるという顛末に。
京都大賞典で騎乗した時の話で、ゴールドシップは高速馬場を苦手としていました。
そのため、5着で終了し、この結果に不満な須貝調教師は、
内田博幸さんに対して激怒します。

普通の調教師ならここまで怒らないのですが、須貝調教師は内田さんのことが
嫌いなのか、トゲが立つ言い方になってしまった様子。

この事件が契機となり、内田博幸さんの乗り方が変化してしまい、
かなりメンタルに異変をもたらしたと推測します。
なぜ須貝調教師はここまであたりが強いのかというと、現役の頃
通算302勝で重賞勝利はわずか4勝。
G1で勝ったことは一度もありません。

その劣等感からなのか、上手なジョッキーに対してはパワハラじみていると
関係者の間で話題になっています。

また、2019年には別の事件も起きています。

内田博幸さんはエージェントに中村剛士氏がいましたが、契約終了。
今後は自ら騎乗依頼するそうです。
なぜこんなことになったのかというと、

中村氏は内田騎手と戸崎圭太騎手を任されていたものの、
エージェント1人が紹介できるのは、騎手3人と若手1人という規則があります。
外国人騎手二人を新たに抱えてしまい、定員超えとなってしまう結果に。
そこで内田騎手が排除されてしまいました・・・。

内田さんと中村氏は、古巣の大井からずっとやってきた関係です。
「本来なら戸崎騎手が外れるべきだ」と意見を出していたものの、
結局、内田さんが押し出されることに。

その後ひと悶着あった挙げ句、外国人騎手、戸崎騎手、内田騎手の3名で決着がつく形に。
このトラブルで嫌気がさしたのか、内田さんはエージェント無しで
自ら騎乗依頼をするようになったとの説が濃厚です。

それから、内田騎手と戸崎騎手は大井競馬場にいた頃から
先輩後輩の関係です。
本来なら、戸崎騎手よりも内田騎手を優先して乗せてあげるのが
筋ではないかと。
そのように内田騎手が思うのも納得です。

あるレースで激しい競争をして敗走した2人はレース後、内田騎手が「敗因は戸崎のせいだ」と激怒。
戸崎騎手も「文句があるなら直接言えよ!」とブチ切れます。

ふたりとも大井競馬場出身で、負けん気が強いという点など
共通している点があります。

騎手同士がケンカになるのは珍しくありませんが、エージェントの件でももめましたし、
二人が仲直りするのは厳しいですね。

このように、調教師にも恵まれず、最近は名馬にも乗せてもらえないことから、
内田騎手が干されたと言われる理由になっています。

内田博幸の成績

内田博幸騎手は騎手としての経歴が長く、30年以上のベテランです。

初めて出走したのは1993年7月25日の新潟2レース、4歳未勝利戦で、
ワカバトウショウに騎乗。
結果は5着でした。

初めて勝利したのは2002年4月21日の東京1レースで、
3歳未勝利戦。
騎乗した馬はイルラーゴでした。

初勝利まで9年も経過しているわけですが、よく諦めずに続いたものだと
感心します。

GIの勝利数は26勝で、中央が13勝、地方も13勝となっています。
重賞全部の勝利数は中央55勝、地方96勝の合計151勝です。

また、南関東リーディングを奪取し、同時に初めて地方競馬全国リーディングも獲得していて
NARグランプリ最優秀騎手賞を受賞するなど、輝かしい実績を誇っています。

しかし、前述した通り近年は重賞で勝利したのは2023年5月7日に開催された
NHKマイルのみ。
これも約3年ぶりの重賞勝利となっており、リーディングも総合45位となっています。

内田博幸のバク宙が見られる日が来るのか?


出典:Youtube

内田博幸騎手といえば、体操が得意ということでも有名です。

15歳まで体操教室に通っており、兄がやめるまでは一緒に通っていたとのことで、
騎手にならずに体操選手になっていた可能性もあります。

動画は2013年5月12日開催のヴィクトリアマイル(GI)の表彰式で、
勝利して気分が良くなった内田騎手が、ロンダート→バク宙を披露。

競馬ファンからも、「この年ですごい身体能力だ」
「ウチパクかっこよすぎる!」と肯定的な反応がありました。

まとめ

以上、引退説も噂されている”ウチパク”こと、内田博幸騎手について
知っている範囲で書いてみました。

エージェント契約を結ばないことが決定し、本当に一人だけでやっていけるのか
不安も残りますが、もうウチパクも53歳のいい年した大人です。
転んでもただでは起きぬとは、この男のためにある言葉とも言えますね。

また、仮に引退したとしても調教師という道もありますし、
内田騎手くらい実績があるなら、解説者としても引く手あまたでしょう。

あと、池谷幸雄みたいに体操教室でもやれば、食いっぱぐれることはないかと。笑

競馬ファンとしては、まだまだ現役でいてほしいと思う人が多いですけどね。

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。