若手の騎手として活躍中の横山武史さん。
その彼がなんと、競馬ファンから「こいつの騎乗へたくそ」だと
言われているとかいないとか・・・。
本当に横山武史さんは下手なのでしょうか?
有名騎手や兄弟と比較してみました。
横山武史の成績
横山武史さんは1998年12月22日生まれで、現在25歳。
競馬一家である横山家の三男で、デビューして8年経過しています。
競馬学校にいた頃は、坊主頭で子供っぽかったのに、
気がついたら髪も伸びており、大人になっています。
月日が立つのは早いですね。
それで、通算騎乗数は約5,000回。
勝利数は575勝と、順調に勝ち星を増やしています。
所属先は美浦トレセンで、名前が武史なのは
父親の横山典弘さんが、武豊を超えるような、歴史に名前を刻むほどの
騎手になってほしいとの思いを込めてつけました。
それで、重賞の勝利数はごらんのとおりです。
2017年 出走0 勝利0
2018年 出走2 勝利0
2019年 出走8 勝利0
2020年 出走30 勝利1
2021年 出走58 勝利9
2022年 出走57 勝利3
2023年 出走62 勝利7
2024年 出走12 勝利1
横山武史は天才
2015年4月22日の取材中、厩舎内でいきなり始まった酒盛り。
横山典弘氏はやけに上機嫌でした。
ビールの空き缶が散乱し、じょじょにろれつが回らなくなってきて、
競馬学校に在籍中の武史さんの話題に。
すると、へべれけな様子からいきなり真面目な顔つきに戻ってこう言いました。
「あいつはマジでヤバいから覚えとけ。おそらく、相当なもんになる」
これは、当時16歳で競馬学校に通学中だった三男武史さんを
評価するコメントです。
2017年にデビューしてからあまりキャリアを積んでいない横山武史騎手ですが、
彼のファンからすでに「天才」という声があがっています。
2017年は13勝、2018年には35勝、2019年に54勝を記録した横山武史騎手。
2020年には94勝という、若手としては多すぎるくらい記録を残しています。
JRA騎手で年間100勝前後の成績を残せるのはトップジョッキーだけ。
この数字がどれだけヤバいのか理解できるはずです。
まだデビューしてから数年ぽっちでこれだけの数字を残しているなら、
競馬ファンの間から「化け物だ」という称賛の声が上がっても
まったくおかしくはありません。
騎手はプライベートがめちゃくちゃでも、成績さえ残せばファンに評価されますから、
ベテラン以上に信頼されます。
しかも皐月賞をエフフォーリアで勝利したたことや、重賞で何回も勝利しているので、
本番に強いとみることができます。
競馬ファンが一番馬券を買うのはGⅠで、重賞で勝ったことのある騎手は
高い評価がつきやすいです。
父の横山典弘騎手も、”ノリポツン”など変なあだなをつけられているものの、
大舞台で強さを発揮している騎手です。
横山武史騎手はまだ20代と若く、今後の活躍次第では天才と言われ続けるのか、
それとも愚才と評価されるのか、30年後にははっきりするでしょう。
しかし、、まだ若手にもかかわらず、100勝近い勝ち星を堅実に積み上げている
実績をみれば、天才と呼ばれるのは正当な評価です。
もし今後も重賞を勝ちまくったり、エフフォーリア以外の馬でもレースを続ければ、
さらにファンが増えることが想像できますね。
まだキャリアが短いので予想が難しい部分はありますし、持ち上げすぎて
余計な重圧を与えてしまうのは本人にも酷です。
ですが、すでに大きいレースでも怖気づかないほどの勝負強さを見せていますから、
ライバルからの重圧をはねのけて大躍進する可能性はあります。
横山武史はへたくそ?
横山武史騎手おめでとうございます😆✨🎉
重賞初制覇〜🥰やりましたね‼️
トレセン取材の時に爽やかな笑顔で挨拶してくれて本当に素敵な好青年です☺️✨写真はタートピの可愛いまりかちゃんと100勝達成記念のポーズをしてくれた時です㊗️#フローラS #横山武史騎手 pic.twitter.com/k4FrRA00IV
— 田中 歩(フリーアナウンサー) (@ayumi_718tanaka) April 26, 2020
このように、競馬関係者をはじめ、多くのファンからは
高い評価を得ている、横山武史さん。
しかし、2023年の有馬記念がいまいちだったため、ハズレ馬券を手にした
人からは、”へたくそ”だと非難されています。
ファンの間では、意見が真っ二つに分かれていますね・・・。
まだ下手くそなのかどうか、結論づけるのは
時期尚早と言えるでしょう。
横山武史と和生どっちが上
競馬ファミリーとして育った、横山武史騎手。
よく引き合いに出されるのが、兄貴の横山和生騎手です。
武史さんはまだ25歳と若いので、比較する対象としては
早すぎる気もしますが、すでに年間100勝近くをあげています。
これは、全盛期の武豊に匹敵するペースであり、ファンからも
「武史のほうが和生よりも騎乗技術は上」と評価されています。
現に、和生さんは30歳ですが、年収は1億に届いておらず
武史さんは1億7千万円と、騎手のなかで3位に浮上。
ルメール騎手と川田騎手がいなかったら、1位になるほどの
高収入を得ています。
このことから、和生さんよりも武史さんのほうが
レースに出馬する機会が多くなりそうですね。
横山武史が落馬
このように、飛ぶ鳥を落とす勢いの横山武史さんですが、
過去に落馬事故を経験しています。
東京で落馬、怪我をした横山武史騎手がコメントを発表した内容は、
以下の通り。
「このたびは私の不注意により落馬事故が発生し、ファンの皆さまにご迷惑、
ご心配をおかけし、大変申し訳なく思っています。また、スマイルコレクター陣営はもちろん、影響を与えてしまった後続馬の
陣営の方々、乗り替わりによってご迷惑をおかけした方々にも深くおわび申し上げます。
私自身は右大腿(だいたい)四頭筋筋挫傷と診断されましたが、
大事には至らず来週は騎乗する予定です。最後になりますが、
今回は本当に申し訳ありませんでした」。
横山武史さんほど乗馬が得意でも、落馬するなんて
ファンからしてみればびっくりしたことでしょう。
猿も木から落ちるとは、まさにこのことです。
サウジダービーには出走するとのことで、大怪我しなくて
一安心ですね。
まとめ
以上、”天才”との呼び名が高い、横山武史騎手について
分かる範囲で書いてみました。
彼はまだ25歳と若く、メキメキと頭角を表しています。
ひょっとしたら、父親のノリさんを超える日も遠くないかもしれません。
今後もレースで名馬に乗り続ければ勝ち星を積み上げられますし、
天狗にならなければ騎乗のレベルアップも見込めます。
武豊や、横山典弘さんが引退後は、横山武史さんをはじめとした
若手にバトンタッチされて、競馬史に名を残していくのでしょう。
今後も、横山武史さんの活躍ぶりに目が離せませんね。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。