外国人騎手として有名なのが、ルメール騎手とデムーロ騎手ですよね。
ルメール氏が大活躍する一方、デムーロ騎手が干された。
調子が悪いと競馬ファンに心配されています。
過去に、G1など重賞で輝かしい成績を残したのとは一変。
デムーロ騎手の成績がボロボロなのは、競馬好きならみなさんが
気づいているはずです。
ではなぜ、デムーロ騎手は最近あまり活躍していないのか?
気になる原因を探ってみました。
ミルコデムーロが干された!?
”ミルコ”と聞くと、僕のようなアラフォー世代の男性なら、
格闘家のミルコ・クロコップが記憶に残っているはず。
K-1やプライドで活躍し、格闘技ブームの立役者となりましたが、
ブームの終焉とともに、テレビで見かけなくなりました。
今回は、同じミルコでも格闘家の方ではなく、騎手の方の
ミルコデムーロ氏に焦点を当てたいと思います。
デムーロ騎手といえば、1999年、20歳で初めて訪日。
短期免許を取得してから、中央競馬に出走しています。
しばらくイタリアと日本を往復していましたが、2015年には日本での通年免許を取得し、京都で生活することに。
ドゥラメンテに騎乗し、皐月賞や日本ダービーを制覇しました。
JRAではG1で20勝するなど好成績を残しています。
また、ヴィクトワールピサでドバイワールドカップを優勝するなど、
日本だけでなく海外でも活躍。
ドバイワールドカップで勝利したのは、日本産の馬でデムーロ騎手だけ。
この功績により、日本の競馬がいかに高いレベルなのかを
海外に示しましたね。
それなのに、ここ数年のデムーロ騎手は、冴えない成績ばかり。。
しかも、競馬ファンからは「干された」なんて揶揄される始末で。
なぜ干されたなんて言われているのか、その理由は下記になります。
原因その1.騎乗馬の怪我
ミルコ・デムーロ騎手が干された理由として言われているのが、
乗る馬の怪我が多いから。
デムーロ騎手が2015年から2018年の4年間で、相棒になった馬は8頭。
そのうち6頭が怪我してしまったので、デムーロ騎手は馬に
無理をさせているのではないかと、関係者の間でささやかれています。
ドゥラメンテやジュエラーなど、重賞を制覇した馬たちまで
引退に追い込まれた場合もあります。
馬主からしてみれば、自分の馬は家族同然に大事な存在ですから、
デムーロ騎手には乗せたくないとまで言われているのだとか。
原因その2.度重なるルール無視
続いてミルコ・デムーロ騎手が干された原因が、レース中に何回も
ルール違反をしていることです。
飛行機のマネをしたポーズをしてしまい、危険行為として罰金を払ったりしています。
金額は10万円なので、年収8,000万円稼ぐデムーロ騎手にしてみれば、
スズメの涙ほどの金額ですね。
本人は、高速道路のネズミ捕りに引っかかった程度にしか思ってないでしょう。
なぜこんなポーズをしているのかというと、勝利後興奮してしまい、
子供みたいにはしゃいでいるのではないかと。
ゴール直前とはいえ、手を離しての騎乗は危険ですし、もしも落馬したら
他の騎手や馬まで巻き込んでしまいます。
これは制裁されても仕方ありませんね。
原因その3.調教師と不仲
2017年、リアルスティールが毎日王冠出走前に実施した調教でのこと。
有名な調教師の矢作氏はG1レースの前哨戦であったため軽く走って、
天皇賞に体力を残しておきたかったが、デムーロ騎手は、
なぜか仕上げてしまいました。
人間で例えるなら、陸上競技の選手に、試合前にフルマラソンを
走らせるようなものですね。(笑)
デムーロ騎手と矢作調教師の仲が悪いのかどうか知りませんが、
デムーロ騎手は人に指図されるのが嫌いな性格のようですね。
その結果、本番の天皇賞では、デムーロ騎手の思惑通り?
4着になり、敗走しています。
このような行為をわざと行ったかどうかは、本人しか知りません。
調教師も、言うことを聞かない生意気な騎手とは仕事がしたくないのは
当然です。
これら3つの原因により、デムーロ騎手は干されたのではないかと
推測します。
ミルコデムーロの不調
人間関係でもトラブル続きのデムーロ騎手ですが、
健康面でも問題を抱えています。
不調と言われる原因が3つあるので、見てみましょう。
原因その1.腰痛
もはや職業病とも言えますが、騎手で腰痛に悩まされている人は多いです。
本番のレースだけでなく、調教でも腰を曲げて走っているので、
経歴が長くなればなるほど、ダメージは蓄積されます。
数年前と騎乗フォームが変わったという意見もあるくらいです。
デムーロ騎手だけの悩みではないですが、整体などで治療して
健康に気をつけてほしいですね。
原因その2.離婚
ミルコデムーロ騎手は過去に離婚しています。
家族思いのルメール騎手と違い、デムーロ騎手は
女遊びが好きな様子。
競馬好きの芸能人と知り合いになり、マンションを買ってあげたり、
土日のレース終了後、月曜日に飲み会に参加したりと
日本の生活になじんでいます。
完全に偏見ですが、イタリア人は知らない女性でも平気でナンパするくらい
女好きが多いので、デムーロ騎手も離婚した程度ではメンタルが崩壊することは
ないでしょう。
不調になるとすれば、女遊びが激しくて、性病を移されるくらいですかね(笑)
原因その3.エージェント
成績が悪くなった最大の原因は、エージェントの変更です。
自己主張が激しいデムーロ騎手は、エージェントと口論になっています。
そのため、エージェントが変わり、希望する馬が回ってこないことも
よくあります。
人気馬がルメール騎手や川田騎手にあてがわれるなど、不満が残ることも。。
その腹いせに、レース中に川田騎手にエルボーまでかますなど、
やりたい放題。
エージェントや調教師、騎手まで敵に回すなど、関係者からは
鼻つまみのような存在になってしまいました。。
ミルコデムーロの成績
生年月日 1979年1月11日
通算獲得賞金 中央302億3,013万円地方13億4,133万円
GI勝利数 45勝(中央34勝,地方8勝,海外3勝)
重賞勝利数 139勝(中央111勝,地方22勝,海外6勝)
通算騎乗数 7,940戦
デムーロ騎手は、現在45歳。
もうすっかりベテランの領域に入っており、最近引退した福永祐一さんと
同世代ですね。
デビューしたのは1999年12月4日の小倉1R・3歳未勝利戦。
初めて勝利したのは、同じく1999年12月4日の小倉9Rで
500万下・スタジアムブルーに騎乗しています。
重賞の勝利数も100勝以上と半端ないですが、最近は昔ほどの
勢いはありません。
ここから巻き返すことができるのしょうか?
ミルコデムーロは復活するのか?
今回は、デムーロ騎手の不調の原因について色々と
探ってみました。
デムーロ騎手といえば、ルメール騎手と二人でJRAに参入し、
黒船来航とも言われるくらい、衝撃的な結果を残してきました。
重賞など大きなレースに強く、メンタルも壊れていないはずなので、
今後復活するのかどうか、ファンの間で注目されています。
G1勝利は2021年の阪神ジュベナイル以降、勝利していませんが、
デムーロ騎手はまだ45歳。
50歳を過ぎても現役でいる騎手はいるので、まだ復活する可能性は
残されていますね。
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。