丹内祐次は落馬と怪我が多すぎる!?騎乗が下手という評判は本当か検証してみた

”北のルメール”との異名を持ち、北海道出身の騎手として有名なのが、
丹内祐次さんです。

いつも落馬したり、怪我ばかりしているイメージが強いのですが、
騎乗技術は競馬ファンの間でも評価が真っ二つに別れています。

そこで今回は、丹内祐次さんの怪我が多い理由と、騎乗テクニックについて
感想を書いてみました。

丹内祐次の成績

丹内祐次騎手は、北海道函館市生まれ。

3人兄弟の末っ子で、子供の頃は野球少年でした。

どこにでもいる、普通の子供でしたが、実家周辺に函館競馬場があり、
調教を見ていたら騎手がかっこよく思えたそうです。

それから14歳の頃には騎手になることを決意。
自分でJRAに願書を送り、アウェイの札幌競馬場で試験を受けることに。

試験科目で懸垂をするのですが、「他の生徒よりも目立たないとヤバい!」と思い、
力尽きる前にアゴで鉄棒にぶら下がっていたのだとか。

大人になっても怪我をして復活して騎乗してきましたが、
この頃から根性ある人だと思いましたね。

無事試験に合格し、騎手になることが決定。
現在、JRA通算470勝、重賞5勝をマークしています。

とはいえ、順風満帆というわけではなくアクシデントが多い競馬人生を送っています。

朝日杯でスロクハイネスにGI初騎乗する予定でしたが、
馬の怪我による出走取消という不運に見舞われます。

2010年には騎乗数・勝利数を順調に増やし、特別戦9勝を含む20勝達成。

2011年の天皇賞(春)でコスモメドウに騎乗し、今度こそGI初騎乗になります。
しかし、2周目で競走中止してしまい、馬は予後不良となってしまうことに。。

その後、地方競馬で出走することになり、2015年佐賀記念をマイネルクロップで勝利し
念願の重賞勝利をあげています。

また、翌月にはマーチステークスを勝ち、中央競馬でも重賞初勝利も達成しました。

まだG1での勝利はありませんが、勝利数は多いです。

丹内祐次が落馬

いつも怪我に泣かされているイメージの丹内祐次さんですが、
怪我が多いです。

2006年8月の新潟競馬にて落馬してしまい、右上腕骨骨折してしまいました。

この時本人も「激痛がすごいので、折れていることがすぐにわかった」とコメント。
全治3か月と診断され、母親もかなり心配したのだとか。

4か月が経過しても痛みは消えず、調教を開始。
しかし無茶しすぎた結果、手術が必要なほど怪我が悪化。

腰の骨を腕に移植し、プレートとピンを入れるほど大手術で、10ヶ月も
レースに復帰できませんでした。

悪いことは重なり、体内のピンが破損してしまい、右肩痛を患います。
なんとか復帰したものの、成績はパッとせず、2年連続で勝利数1桁。
この時ばかりは引退が頭をよぎりましたが、師匠の清水氏など調教師や馬主に支えられて、今に至ります。

また、2022年10月29日の新潟7レースで落馬負傷した結果、顔面数箇所を
骨折していることが判明。
幸い、脳波に異常はなかったものの、馬に顔でも踏まれていたら、一大事でした。

これだけの大怪我をしたら、普通の人ならとっくに引退しているはず。
それでもやめないということは、競馬が心底好きなんでしょう。

やたらと新潟競馬場で怪我が多い丹内祐次さんですが、相性が悪いのでしょうか?

他の騎手で、新潟競馬場による落馬事故はあまり聞かないのですが・・・。

好きな漫画は”キングダム”と答えており、あの作品でもキャラがどんどん
死んでいきますが、まさか丹内さんも死に急いでいることはないはず。

マイブームはF1とのことで、速い乗り物が好きなんですね。
他の公営ギャンブルでどれくらい速度が出ているか気になったので調べたら、

・競馬/時速60キロ
・競輪/時速60キロ
・競艇/時速80キロ
・オートレース/時速150キロ

だそうです。

丹内さんがオートレーサーになっていたら、相当勝てていたか、もしくは
事故でヤバいことになっていたんじゃないかと。
自分の身体よりも勝利することに重きを置いている気がします。

ちなみに、丹内祐次さんの母親は息子のことを心配しており、
「あまりスピードを出すな」とぼやいているそうです。

丹内祐次の騎乗技術は下手なのか?

しょっちゅう落馬事故を起こすので、丹内祐次さんは
騎乗が下手なのではないかと一部の競馬ファンから声があがっています。

本当に下手なのか、レース映像を見てみたところ、重賞に限っては
そこまで下手というようには見えませんでした。

G1に出走した時、あと少しで1着になりそうだったものの、
後続の馬に抜かれてしまい、3着に収まる結果に。

おそらく、怪我が多いので騎乗が下手というイメージがついたのでしょう。

参考までに、他の意見も紹介します。

 

丹内祐次の年収

丹内祐次さんはベテランなだけあり、なかなかの高収入です。

2009年は2268万円だったものの、徐々に収入を伸ばしており、
なんと2023年には9712万円!!
あと少しで1億円プレイヤーの仲間入りです。

15年間の年収総額は8億2368万円で、賞金ランキング15位に
入っています。

さすがに同期の川田将雅騎手みたいに、年収2億円とまではいかないものの、
十分勝ち組と言えるでしょう。

まあ、それだけリスクを背負って走っているので、当然とも言えますが、
努力した結果が実ったとも言えますね。

まとめ


出典:Yahooニュース

以上、落馬事故により生傷が絶えない、丹内祐次騎手について
気になる点を書いてみました。

これまで怪我により出走機会を奪われたり、一時は引退寸前まで追い込まれたものの、
不死鳥のように復活して現在に至っています。
まさに、不屈の精神でここまではい上がってきたと言えなくもないですね。

好きな馬はサイレンススズカとおっしゃっていますが、予後不良で
最後は悲しい結末を迎えました。
怪我が多い自分が、サイレンススズカと重なって見えたのでしょうか?

まだG1で勝利経験はないものの、順調に勝ち星を増やしているので、
制覇する日も遠くないはずです。

勝つことも大事ですが、怪我には気をつけてほしいところですね。

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。