また悲しい事故が起きてしまいました・・・。
高知競馬で出走していた塚本雄大騎手が、落馬事故で他界。
競馬関係者をはじめ、ファンの間でも悲しみに包まれています。
落馬事故で死亡した騎手は、今年に入ってからすでに二人目。
怪我も含めると、倍以上起きています。
なぜ塚本騎手はなくなってしまったのか?
馬から落ちた原因などを調べてみました。
塚本雄大騎手の落馬原因
事故が起きたのは、2024年3月24日。
高知競馬の10レース目に出走したのは、塚本雄大(つかもとゆうだい)騎手。
コスモシーウルフという馬に騎乗していました。
当初、コスモシーウルフがトップを走っていたものの、第3コーナー付近で突然
前のめりになり、塚本騎手が振り落とされました。
映像を見てみた所、画質が粗いのではっきりと断定はできませんでした。
実況アナも、塚本騎手が落馬して驚いている様子が伝わってきます。
レース後も騎手がいないのに走り続けているコスモシーウルフが
さみしく見えます・・・。
当日の高知は昼間から大雨が降っており、ダートコースの状況は悪いです。
地面がぬかるんでいたので、コスモシーウルフがバランスを崩したのでしょう。
ちなみに、コスモシーウルフは怪我なく無事で、現在も高知競馬で活躍中です。
先日のレースでも1着になっており、過去に和田竜二騎手や幸英明騎手などが
騎乗していたこともあります。
塚本雄大騎手の死因
塚本雄大さんは1998年10月18日生まれで、主に地方競馬で活躍していました。
高知競馬場に所属しており、出身地は静岡です。
目迫大輔氏の厩舎に在籍しており、地方競馬では318勝を記録。
中央競馬では重賞の勝利経験はないものの、高知競馬の期待の星として
ファンも多いです。
4人兄弟の次男で、長兄の甲賀弘隆騎手は金沢競馬に所属。
弟の塚本涼人騎手と塚本征吾騎手も現役のジョッキーです。
事故直後、塚本雄大さんはレース後すぐに救急車で運ばれ、高知市内の病院で
手術をしたものの、残念ながら手遅れでした。
まだ25歳という若さで、高知競馬で初めての死亡事故となりました。
塚本雄大さんの死因について、高知競馬の公式発表では明らかになっていません。
しかし、手術したということは頭か胸を強打したのが原因と考えられます。
あと、後続馬にひかれた可能性もありますね。
地方競馬での事故は今回が初めてではなく、他の騎手も犠牲になっています。
・松井達也騎手(享年35)
浦和競馬場でで落馬
・佐藤隆騎手(享年49)
浦和競馬場で落馬
・本多正賢騎手(享年30)
川崎競馬場で落馬
つい最近も、藤岡康太騎手が落馬事故で亡くなったばかりですし、
全力疾走している馬に乗るのは、危険ですね。
騎手もそんなことは納得してやっているのでしょうが、それにしても
事故が起きないようになってほしいものです。
塚本雄大のファイナルレース
ファイナルレースと聞くと、塚本雄大騎手にとって最後のレースという意味に
聞こえますが、そうではありません。
あくまでもレース名のことであり、高知競馬で毎年開催されているレースのことを
指します。
これは新聞記者が馬を選んで、連敗中の馬が勝利を目指すレースです。
中央競馬しか馬券を買わない人には馴染みが薄いかもしれませんが、
地方競馬としては高額配当も起こり得るレースです。
ただ、出走馬の成績が似たりよったりで、予想がなかなか難しい。
このファイナルレースに塚本雄大さんも参加したことがあります。
あと、高知競馬で有名な騎手といえば、こないだ引退したばかりの
別府真衣(宮川真衣)元騎手や、濱尚美騎手など、女性のジョッキーがいます。
有名な競走馬ですと、生涯成績全敗・全国で話題になったハルウララがいます。
塚本雄大の葬儀
塚本さんが亡くなった後、葬儀が慎ましやかに行われました。
日時は3月29日(金)で、平日にも関わらずたくさんの競馬ファンが
弔問に訪れました。
式場は曹洞宗養徳寺で、静岡県島田市です。
塚本騎手を追悼するため、高知競馬が献花台を設置。
女性ファンが悲しんでいる様子が印象的でした。
まとめ
さわやか行ってきました! pic.twitter.com/94VLuGIcLP
— 塚本 雄大 (@yuudai19981018) April 3, 2023
塚本雄大騎手はまだ25歳と若く、やりたいこともたくさんあったはずです。
Xのアカウントを見てみると、競馬に限らずアニメも好きで、
ジョジョを見るのが楽しみだったそうです。
また、子供好きでも知られており、イベントでは子どもたちに親切にしていて
結婚したらいいパパになるかもしれないと思いました。
それだけに、今回の事故が残念過ぎますね。
塚本さんに哀悼の意を表したいと思います。