吉田隼人騎手の現在。落馬事故から気になる容態は?復帰はあるのか調べてみた

すぐにキレる性格で、暴れたり何かとお騒がせな騎手の、吉田隼人騎手。

”競馬界のカンニング竹山”とあだ名を付けられてもおかしくないほど
激しい性格の持ち主ですが、意外と競馬ファンからの評価は高いです。

その吉田騎手ですが、つい最近落馬事故があり、重症を負ってしまいました・・・。
これから復帰する可能性はあるのか?

気になるので、調査してみました。

吉田隼人騎手の現在の容態

落馬事故が起きたのは、2024年4月20日開催の福島競馬場です。

吉田隼人騎手はライトクオンタムという牝馬に騎乗しましたが、運悪く落馬。
頭を強く打ち、意識障害があるとのことです。

ただ、命に別状はない模様で、兄貴の吉田豊騎手によると、
受け答えする時はっきりと返事はしないものの、回復するまでに
時間はかかるとのことです。

病院に運ばれてからJRAが容態を発表するまでに時間がかかったので、
心配するファンも大勢いました。
しかし、死ななくてよかったです。

つい最近、藤岡康太騎手が落馬事故で亡くなったばかりなので、
ファンが心配する気持ちもよくわかります。

騎手は危険と隣り合わせの職業ですが、なかなか落馬事故が無くならないのは
どうにかならないものでしょうか?

吉田隼人騎手のG1成績

吉田隼人さんは、現在40歳の中堅騎手です。

競馬学校第20期生で、2004年に騎手免許に合格。
同期には川田将雅さんや藤岡佑介さんなど、有名騎手がいます。
卒業後、美浦の堀井雅広厩舎所属で騎手デビュー。

最初はなかなか勝てなかったものの、2006年4月9日の中山競馬場で
通算31勝目をあげていて、念願のGI騎乗が可能になりました。

また、4月22日のロフティーエイムに鞍上し、福島牝馬ステークスで優勝。
重賞を初勝利しています。
兄貴の吉田豊さんも重賞制覇していて、1996年に行われたメジロドーベルで勝利。
兄弟そろって初重賞制覇が牝馬限定重賞という、珍しいケースです。

勢いに乗った吉田隼人さんは同年60勝。
年間勝ち数で兄の豊さんは57勝なので、優位に立ちました。

その他レースでは、サニーサンデーに騎乗し、福島記念で重賞制覇。
2着に豊さんのトウショウシロッコが入り、吉田兄弟で初めて
重賞1位・2位を独占しています。

他には、2012年8月、韓国のソウル競馬場にも出走するなど
海外にも活動の拠点を広げており、精力的な活動をしていますね。

2015年には、有馬記念をゴールドアクターで勝利しており、
競馬学校卒業後、12年目でようやくGI勝利しています。
これは、吉田隼人さんも相当うれしかったでしょう。

また、吉田隼人さんといえば、一番有名な馬が”ソダシ”です。


出典:ヤフーニュース

白馬が出走するのは珍しいのですが、決して色物ではなく
ソダシは実力も兼ね備えた馬でした。

阪神ジュベナイルフィリーズを優勝し、G1勝利を達成。
白馬が重賞で勝利するのは、過去に例がないそうです。
加えて桜花賞も優勝し、初めてクラシック制覇を果たしています。

なぜかソダシを乗り換えさせられた時は残念がるファンも多数続出。
吉田隼人さんに騎乗させるよう嘆願書もよせられています。

JRAの騎手では39人しかいない、通算1,000勝を達成。
また、JRA通算12,000回騎乗しており、ベテランの域に達していますね。

2022年にはポタジェで大阪杯を勝利しており。G1制覇は3年連続している
ことから、騎乗技術はトップクラスです。

吉田隼人が騎乗停止になった事件

騎手としては超一流といっても言い過ぎではない実績のある
吉田隼人さんですが。。
有能とはいえ、人格まで優れているとは言い難いようです。

吉田騎手は2014年7月30日に札幌市内にある飲食店で、知人と口論になり、
ブチ切れて暴行しています。
札幌簡易裁判所の命令で罰金刑の処分が下り、事態を重く見たJRAも
1か月の出場停止処分を下しています。

詳しいことは吉田さんと被害を受けた二人しか知りませんが、
なぜしばいたんですかね?
おそらく、知人男性が吉田騎手の騎乗についてダメ出しをしたことが
きっかけと推測します。

特に、吉田隼人さんはプライドが高いみたいなので、頭に血が昇って
カーっとなり、思わず手が出てしまったのでしょう。

この事件以外にも、吉田さんは控室でイライラして、
テレビのリモコンをぶっ壊したり、ガラスを割ったりしています。

さすがにシャブとか変なクスリはやってないと思いますが、
騎手は勝てば賞賛される一方、負ければ競馬ファンから馬主まで
罵倒されますからね。。
一般人より高収入とはいえ、かなりストレスのたまる職業なんでしょう。

また、兄貴の吉田豊さんも後藤騎手とケンカになり、
木刀でしばかれて土下座するという事件に巻き込まれています。
どうやら、兄弟そろってキレやすい性格のようですね。

まあ、アドレナリンが出ていたほうがレースの時気合も入るし
勝利に貪欲になるので、一概に悪いとは言いませんが。

暴力をふるうのは駄目なので、なにかいいストレス解消法を
見つけてほしいものです。

吉田隼人のエージェントが変更

他の騎手同様に、吉田隼人さんにもエージェントがついています。

エージェントとは、仲介人のことで騎手が乗る競走馬を
あてがう職業の人を指します。

吉田さんには、当初甲斐さんという方がついていたものの、
大谷さんという人に変更しました。

なぜエージェントが変更になったのか、理由は不明です。

吉田さんはすぐにキレる性格なので、甲斐さんが怖がって辞退した可能性も
否定できません(笑)

過去に暴行事件や器物破損事件を起こしていることから、騎手としては
有能とはいえ、強気なエージェントでないと吉田さんの相手は
務まらないかもしれませんね。

吉田隼人と吉田豊を比較


出典:ヤフーニュース

吉田隼人

年齢 40歳
重賞勝利数 35勝(中央27勝,地方8勝
GI勝利数 7勝(中央5勝,地方2勝,海外0勝)
身長/体重 160cm/48kg
平均年収 9,000万円

 

吉田豊

年齢 48歳
重賞勝利数 47勝(中央36勝,地方9勝,海外2勝)
GI勝利数 13勝(中央9勝,地方2勝,海外2勝)
身長/体重 159cm/48kg
平均年収6,500万円

吉田隼人さんの収入は、2023年で24位となっています。
ソダシがアイドルホースとして人気爆発していた頃が一番稼いでおり、
その年の収入は、1億3千万円!!

しかし、ソダシが引退してからは他の馬に騎乗しており
2023年は7,000万円に下がっています。

吉田豊さんの収入は、2023年で50位。
去年の収入は3,800万円と、弟の隼人さんよりも少ないです。

現時点では豊さんのほうが8年キャリアが長いので、
重賞勝利数は上ですが、収入面では遅れを取っています。

隼人さんの騎乗技術はピカイチですし、名馬に乗る機会も恵まれていて
将来は弟のほうが勝ち星は上回りそうですね。

なお、余談ですが、吉田隼人さんは武豊さんに乗馬テクニックについて
積極的にアドバイスを求めています。

武豊さんが一流ジョッキーなのと、純粋に勝ちたいからというのもあるでしょうが、
兄貴と同じ名前なので、慕っているのかもしれません。

まとめ


出典:ヤフーニュース

今回は、何かとお騒がせな騎手・吉田隼人さんについて
気になることを書いてみました。

デビュー1年目は負け続けた苦労人で、G1初制覇まで長期間耐えてきました。

その苦労が実り、ゴールドアクターやソダシなどの名馬に騎乗する機会を
与えられ、それ以降の活躍ぶりは承知のとおりです。

有馬記念は吉田さんを信頼して馬券を買うファンもいるくらいなので、
今後の活躍にも期待できますね。

怒りっぽい性格が玉にキズですが、勝負の世界に生きるスポーツ選手にとっては
攻撃的な性格も役に立つということでしょうか?

また、落馬事故の影響が気になるところですが、復帰するまでに
時間がかかりそうです。
今は回復するまで休養を取ってほしいですね。

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。